失敗しない賃貸住宅経営



賃貸経営が失敗する5つの理由

購入費用(建築費用)

立地の良い場所に賃貸住宅を立てるとなると、恐ろしく大きな資金が必要になります。
高騰を続ける建築費用、立地の良い土地だけでも軽く億の声が聞こえてきます。
購入費用を銀行ローンを組んでスタートできたとしても、すべての借金を返すまでに頼りになるのは
家賃収入だけです。
家賃には相場があって、周囲より高くすることはかなり難しい問題です。
土地や家賃収入に手を付けるのは難しいので、検討できるのは建築費用だけなのです。
賃貸経営を失敗するオーナーのほとんどがこの高すぎる建築費用に悩まされているのです・・・

立地の問題

今、街中を歩いてみると。アパートなどの賃貸物件がどんどん建築されています。その建築現場をもう一度詳しく見てみると、駅から何分かかるの?近くにバス停はないの?、貸駐車や空き地の隣、農地や倉庫・工場の隣といった条件の土地が多くはないでしょうか?
このような賃貸物件が人口が減少しつつある郊外や地方に建てられてます。こうした土地が賃貸経営に向いていると思わないはずです。
大手の建築会社は建てさせれば良いのです。
あとのオーナーのことなど考えてはいません。

家賃の問題

前項でもあるように、都市部より遠い、郊外や地方では、ただでさえ賃貸の需要が飽和状態なのに、さらに追い打ちをかけるように次々と新しい賃貸物件が建設されてます。
相続税の改正で相続対策に賃貸経営に乗り出す方が増えつつあります。
少子化問題などもあり供給過剰になり、空室が増えていきます。
空室が増えたアパートに入居者を集めるため、家賃の値下げ競争が始まります。
家賃の低下と空室に加え、さらに修繕費用も出すことができないオーナーが増えてます。
そんななかで、家賃も下げず、空室待ちのオーダーを抱えるオーナーさんもいます。

老朽化や修繕費用の問題

よく年寄りは「安普請」という言葉を使います。安い費用で粗雑な家を建てることなのですが最近の賃貸物件は高い費用で粗雑な家となってます。思っている以上に劣化が早く、補修費用もかかります。
下手をすると10年位で外壁材や屋根材の塗替えです。
修繕コストは1回に数十万単位、修繕を遅らせると数百万円単位での負担となります。
計画の段階から、あらかじめ予想される修繕費について、計画的に積み立てておかなければなりません。また、戸建て同様の耐久性の高い建材や住宅設備を検討することで安定した賃貸経営ができます。

騒音の問題+生活音の問題

とくに軽量鉄骨の賃貸物件を中心に上下階間や近隣等への騒音問題も起きやすく
住民間のトラブルに発展することもあります。
部屋や廊下で仲間や子供が騒いだり、テレビの音量が大きかったり、ひどい場合は隣人の会話が筒抜けということも多々あります。前項にもある「安普請」な建物では避けられません。不動産業界では音の問題が大きくクローズアップされてきてます。
音の問題から空室が続いたり、小さな子供さんのいる家族NGの大家さんも現れてます。
音の問題から開放されて安心して住める賃貸物件を建てないといけません。